その痛み、五十肩ではなく肩腱板断裂かも?テレビ朝日『たけしの家庭の医学』で放送された「専門外来」まとめその3

この記事の所要時間: 557

肩の痛み

2016年1月26日のテレビ朝日『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』の「チーム医療で不調解決SP」の内容まとめその2です。

こちらはその3の「肩専門外来」の後編です。長嶋さんの病名が明らかに。スタジオでの質疑応答もあります。

その1はこちら⇛尿トラブル解明率99%の排尿機能外来。テレビ朝日『たけしの家庭の医学』で放送された「専門外来」まとめその1


東北大学病院「肩専門外来」続き


長嶋さんのケース。問診、検診(身体所見)を受け、次はMRI(画像診断)診断を受けるところからです。

診断カンファレンス


診察の日の夜、診察室で、峯田光能先生、山本宣幸先生、川上純先生の3人が長嶋さんの症状についてカンファレンスを開いていました。

肩関節外来では、1人の医者が担当した患者さんの情報を、他の医師たちも様々な目線でチェックしているそうです。

このカンファレンスには、画像診断担当の常陸先生の姿も。MRI検査の前に病床を確認しようと着ていました。

常陸先生は井樋先生も気にかけていた関節の中にある白い影に注目。2つの可能性を指摘。

1つは関節唇(かんせつしん)と呼ばれる組織が炎症を起こし、石灰化して白く写った可能性。

もう1つは何らかの理由で骨が砕け、遊離体と言われる骨の破片が関節内に入り込み白く写った可能性。

ですがこれまでの情報ではまだ完全に判断はできません。


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画像診断


前回の診察から1週間。MRI撮影です。右の肩関節の腱板を中心に撮影。

腱板は非常に入り組んでいて、クリアに写すのは難しいそうですが、常陸先生は長年の研究で編み出した絶妙な角度からの撮影で明確に画像化が可能なのだそう。


まずは右肩の真正面からのMRI画像。関節唇の状態や筋肉の萎縮をチェック。この結果は異常なし。

次は右肩の真横からのMRI画像。4つの腱板が輪切りになり骨に付いている様子がよく分かる角度です。すると・・・一番上の腱と背中側の腱2ヶ所にわずかながら腫れが見られます。

しかしながら、長嶋さんから問診で聞いた痛み方ほどには腫れはひどくないとのこと。そのためこれが痛みの原因なのかは判別しづらいそうです。


痛みの原因は腱の毛羽立ち?


診察が始まる前のカンファレンスで、この情報は井樋先生に伝えられました。

実際にMRI画像を井樋先生も見てみると・・・先生は「腱が毛羽立っている」という言葉を。

腫れている2つの腱のうち、一番上に位置する腱。これを真正面からみると、本当にわずかながら毛羽立っています。

ここから井樋先生は、腱の表面がわずかにちぎれ始めていると推測しました。

これを確かめるため、毛羽だっている腱板に麻酔を打つことを決定。もしこれで痛みが治まるなら、肩の痛みの原因は腱の毛羽立ちということになります。


最後の診察


今年(2016年)1月の診察。

井樋先生は長嶋さんに、身体テストと画像診断から分かった異常を模型で丁寧に説明。痛みが変わらずあることも確認後、腱板に麻酔を打ちます。

炎症を抑える薬剤と麻酔剤を問題の腱板の表面に注入。麻酔が効くのは数分後。すると・・・

なんと痛みが消えました。井樋先生の推測が見事的中。そして病名は・・・


腱板炎


ようやく原因がはっきりしました。ですがまだ治ったわけではありません。これで終わらせないのが肩関節外来なのだそう。


リハビリテーション


治すために長嶋さんはリハビリを受けることに。最後のバトンを受け取ったのはリハビリ担当の理学療法士さん。

担当は、東北大学病院 リハビリテーション部 理学療法学博士 村木孝行先生。

ここで、腱板を支える筋肉を鍛えるストレッチ法を教えてもらいます。

ストレッチは簡単なものばかりで、毎日行えば方の痛みが軽減され、関節の動きもなめらかになるとのこと。

現在、長嶋さんはこのストレッチで、肩の痛みが徐々に治まってきたそうです。


五十肩の説明と、五十肩と間違いやすい隠れた病の見分け方


ここからスタジオで井樋先生にお話を聞く形です。



五十肩とはどういう病気?


五十肩とは正式な診断名ではないそうです。50代に多い肩の痛み等の症状の総称のこと。

「五十肩」という言葉は江戸時代からあるのだそう。

原因ははっきりしていませんが、方の使いすぎや加齢等で炎症が起き、痛みや動きづらさが現れる症状を言うそうです。


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五十肩はほっておいたらよくない?


早い人なら1ヶ月ほどで治ってしまうこともあるそうですが、大体は半年~1年、あるいはそれ以上続く人もいるそうです。

痛む期間ではただの五十肩かどうかは判断できないとのことで、実は長嶋さんのように病院へ行くべき病が隠れている場合があるそう。


五十肩と間違いやすい隠れた病の見分け方


五十肩のような「肩の痛み」「肩が動かしづらい」という症状に加え、以下の2つのうちどちらか1つでも該当する場合、病院へ行くべきとある病の可能性があるそうです。

症状1:腕を上げるときに異音がする


ゴリゴリ、ジョリジョリなど何かとすれるような音。


症状2:腕を動かす途中で痛む


腕を上げる際、90度(肩と同じ高さ)辺りで痛む。それ以外の角度では痛くないという場合。


この場合、肩腱板断裂という病の可能性があるそうです。

肩腱板断裂とは、腱板の一部が切れてしまう病。

五十肩と言われた方の40%(5人に2人)が肩腱板断裂と言われているそうです。

腱板はレントゲンには写らないため、レントゲンだけ撮って気づかれず、五十肩と診断されてしまうケースがあるのだそうです。

MRIだと、断裂部分が白く見えるので発見できるとのこと。


なぜ肩を動かすと音がする?


切れた腱板が腕の上げ下げの時に上の骨とぶつかり、音が鳴ると言われているそうです。


肩腱板断裂になったらどうすれば?


腱板は一度切れるともとに戻らないそうです。

さらに切れた部分が大きくなると、今度は腕が上がらないとか、強い痛みで夜も眠れないなどの症状が。

本当に断裂しているのかを確認しなくてはならないため、整形外科でMRI検査、超音波検査などを受けて確認をした後対応するとのことです。


まとめ


  • 長嶋さんのケースでは、五十肩と言われていた方の痛みの正体は「腱板炎」だった。
  • 肩関節外来では原因究明だけでなく、治すためのリハビリも教えている。
  • 五十肩は正式な診断名ではない。50代に多い肩の痛み等の症状の総称のこと。
  • 五十肩の症状に加え「腕を上げるときに異音がする」「腕を動かす途中で痛む」のどちらかの症状があると肩腱板断裂のおそれがある。

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