間違いだらけの日本語編。テレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか』の内容の「実は意外と知らない日本」まとめその1

この記事の所要時間: 659

日本

2016年2月13日のテレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか!2時間スペシャル』のテーマは「実は意外と知らない日本」でした。

こちらはそのまとめ1「間違いだらけの日本語」です。


正しい日本語の使い方はどれ?


番組では各シーンで日本語の使い方が正しいのか、正しくないのか、をクイズ形式で紹介していました。


爆笑


ゲラゲラ笑うお父さんに娘が「爆笑しすぎ」と釘を刺すシーン。この使い方、実はNG

「爆笑」の本来の意味は「大勢が大声でどっと笑うこと」。このシーンでは笑っているのは父親だけですので間違い。

1人の場合は「大笑い」が正しい言葉。


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太っ腹


贅沢な食事に行くと宣言したお父さんに娘が「太っ腹」というシーン。「太っ腹」度量の大きさを表す言葉で、これはOK。


敷居が高い


家族で高級料亭に来て、お母さんが「私たちには敷居が高くない?」と言うシーン。これはNG

正しくは「以前に無礼や粗相などをして、もう一度は行きにくい」というようなときに使う言葉だそう。


食い意地が張る


料理にがっつく子どもたちを見てお母さんが「食い意地が貼ってるんだから」というシーン。これはOK


確信犯


わざと高いふぐを冗談で頼もうとしたお母さんにお父さんが「それは確信犯だろ」と言ったシーン。これはNG

「悪いと分かっていながらそれを行う人」という意味ではなく、

本来は「宗教的や思想的に「自分は正しい」と思い込んで行われる悪いことをする人」を示す言葉。テロリストなどが典型。


煮詰まる


会社の会議で結論がでないときに「煮詰まってる」とつぶやくシーン。この使い方はNG

「煮詰まる」の本来の意味は、料理がまさに煮えて食べられる状態、つまり「結論が出る状態」のこと。

なかなか話が進まない時使うのは「行き詰まる」だそうです。


割愛


会社で上司が「これまとめといて。無駄なところは割愛していいから」といったシーン。これはNG

「不必要なものを切り捨てる」を選んだ人の割合は実に65%。

本来は「惜しいと思うものを、思い切って捨てたり、手放したりすること」という意味。

ゲストの片岡鶴太郎さんが指摘していましたが「愛を割る」というのはそういうことなんですね。


役不足


会社で入社2ヶ月の新人が重要な仕事を任され「役不足ですがやってみます」と言ったシーン。これはNG

「役不足」は「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま」という意味。


お疲れ様・ご苦労さん


会社で部下が上司に「お疲れ様でした」、上司が部下に「ご苦労さん」と言うシーン。これはOK

「ご苦労様」は目上の人から目下の人に使う言葉。「お疲れ様」は同僚、目上の人に対して使う言葉。



言葉は多数決


「確信犯」など、本来とは違う意味で使われている言葉ですが、たとえ自分が正しい意味で使っていても周りの人が間違った意味しか知らなければ、自分のほうが間違っていると言われてしまいます。

このように言葉が間違って使われ、そちらが広まるようになると言葉が変化していきます。それは言葉は生き物だから、

逆に言えば日本語は皆に使われているから変化していくと池上さんはおっしゃっていました。



間違った使い方が定着した言葉


他人事


これは「ひとごと」「たにんごと」どちらで読むでしょう?

元々は「人事」と書いて「ひとごと」と読んでいたもの。ですが「じんじ」とも読めるため間違えるケースが。なので「他」を付けて「ひとごと」と読んでいたそうです。

ですがそのまま「たにんごと」と読む人が増え、それが定着しているそうで、辞書によっては「たにんごと」と読んでも良いとしているものもあるそうです。



外来語


最近増えてきている外来語。以下の例が紹介されていました。

    コンプライアンス・・・日本語は「法令遵守」
    マーケティングは・・・日本語は「市場戦略」
    インサイダーは・・・・日本語は「内部関係者」。「インサイドの人」から来ています。


日本語にしづらい外来語 – アイデンティティ


「日本人としてのアイデンティティを持ちましょう」などと使われるアイデンティティと言う言葉。

日本語では「独自性」とか「自己認識」という意味が提案されているそうです。

「アイデンティティ」は日本語でニュアンスがない言葉。そのため日本語に訳しづらく、外来語のまま定着したという言葉なのだそう。

番組ではいかに日本語で言い換えるのが難しいかという例として広辞苑でのアイデンティティの説明を引用していました。

人格における存在証明または同一性。
ある人が一個の人格として時間的・空間的に一貫して存在している認識をもち、それが他者や共同体からも認められていること。
自己同一性。同一性。

引用元:「広辞苑第六版」岩波書店


これなら「アイデンティティ」一言で言ったほうが良いよね、という話になりますね。


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昔は外来語を日本語に訳した。だから英語が話せなくなった!?


明治時代は大学では英語やドイツ語で授業をしていたそうです。

それから一つ一つ、学術用語を日本語に置き換えて行きました。それにより、高等教育を日本語で学べるようになったという歴史があります。母国語で大学の授業を受けられるというのは世界でも大変珍しかったそう。

他の国では、英語で大学教育をせざるを得ないため、その結果大学を出れば英語がペラペラになります。

一方、日本は英語の必要性が必ずしもないため、大学を出ても英語がしゃべれない、という状況になったとか。

ただし「母国語で高等教育を受けられる、議論ができるというのは誇っても良いと思います」と池上さんはおっしゃっていました。


若者に通じない言葉


現代にもあるけど、若者には通じない言葉として以下を紹介していました。

  • えもんかけ・・・・衣服をかけて置く道具のこと。今だと「ハンガー」でしょうか。
  • ズック・・・・・・綿や麻の厚い底で作ったゴム底の運動靴のこと。
  • アベック・・・・・「カップル」のこと。
  • 月賦(げっぷ)・・お金の支払いを1回ではなく何回かに分けて月ごとに支払うこと。口から出るものではありません(^^;


最近生まれた言葉


「(パソコンを)立ち上げる」という言葉。起動させることですね。

元々はパソコンが起動する「立ち上がる」という自動詞しか無かったそうですが、その後他動詞の「立ち上げる」と言う言葉が生まれたのだそう。

1990年前後から辞書に載るようになったのだとか。

他にパソコン用語として、既存の言葉に新しい意味が加わったものとしては、

重い・・・コンピューターなどの処理や反応が遅いこと。
上書き・・コンピューターで、すでにあるデータを消して、新しいデータに置き換えること。

があるそうです。


まとめ


  • 「爆笑」の本来の意味は「大勢が大声でどっと笑うこと」。笑うのが1人の場合は「大笑い」
  • 「敷居が高い」は「不義理なことをしてもう一度行きにくい」こと。
  • 「確信犯」は「自分が正しいと思い込んで犯罪などを行う人」のこと。
  • 「煮詰まる」は「は議論がまとまり、結論が出る状態」のこと。
  • 「割愛」は「惜しいと思うものを、思い切って捨てたり、手放したりすること」。
  • 「役不足」は「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」
  • 「他人事」は「ひとごと」と読むが「たにんごと」という読み方が定着した言葉。
  • 「アイデンティティ」は日本語でニュアンスが説明しづらい言葉。
  • 日本は外国の学術用語を日本語に置き換えたため、高等教育を母国語で受けられる。

その2は「実は知らない天然記念物」です。

天然記念物編。テレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか』の内容の「実は意外と知らない日本」まとめその2

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