気分の落ち込みの意外すぎる原因とは?テレビ朝日『たけしの家庭の医学』のセカンドオピニオン気分の落ち込み編

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頭を抱える女性

2016年3月22日のテレビ朝日『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』は「セカンドオピニオンSP」でした。
セカンドオピニオンとは、主治医とは異なる別の医師に診断や治療について意見を求めること。
主治医からの紹介状が必要で、自費診療が原則ですが、思わぬ原因や解決法が判明することもあるそう。

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気分の落ち込み


気分が落ち込んで意欲が低下する症状。
その原因はストレスが多いそうですが、それ以外の原因があるそうです。

そう警鐘を鳴らすのが、岡山大学病院 精神科神経科 助教 高木学先生。
気分の落ち込みを起こす病は、うつ病などが典型ですが、
脳梗塞や脳腫瘍など、命に関わる危険な病が隠れていることも。
MRIなどの検査をしても見逃されてしまうケースがあるのだそうです。

例えば、気分が落ち込んでいる患者さんで、歩き方が引きずるような場合、パーキンソン病の疑いがあるとか。
高木先生の行う神経診察は、微妙な体の動きを観察し、病を見つけ出す診察法です。


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気分の落ち込みが危険な病だったケース


河合智子(仮名)さんのケース。
子供の独り立ちをきっかけに職場復帰した後のことです。


ファーストオピニオン


症状1:微熱
喉が痛かったため熱を測ると微熱が。市販薬を飲むと症状は回復しました。
ですが実は、この微熱が恐ろしい病のきっかけでした。

症状2:食欲低下
職場で立て続けにミス。それが気になり、食事が手につかなかったそう。
その後、明るかった性格もすっかりふさぎ込むようになったため、メンタルクリニックを受診。
受信結果はうつ病の可能性があるということ。これがファーストオピニオン。
うつ病は、抑うつ気分や不安、意欲の低下を特徴とする精神疾患。
主な原因はストレス。ストレスがかかると睡眠・食欲・感情に作用する神経伝達物質が減少。

処方された抗うつ薬を飲み始めました。
ですが症状は一向に良くなりません。

症状3:記憶障害
結局仕事は退職。しかし症状は良くなりません。
しかも数時間前、夫婦で公園に行ったことを全く覚えていないという症状が出現。

症状5:幻覚
夫の義男さんが仕事から帰ると、彼女が「家の中にカラスが入ってきた」という話をしました。
しかしそんな事実はありません。しかし彼女は本気でそう思い込んでいるようでした。

そこで今度は脳のMRI検査などの精密検査をするもどこにも異常が見当たりません。
そこでメンタルクリニックの医者は、統合失調症の疑いがあると指摘しました。
統合失調症は、うつ病の次に多い精神疾患で、患者数は約80万人。
気分の落ち込みだけでなく、幻覚・妄想といった症状があるのが特徴。
抗精神病薬が処方されました。

症状6:汚い言葉を吐き暴れだす
薬を変えてから2週間後。
義男さんが仕事から帰ると、智子さんは「テレビで自分を罵るニュースが流れている」という幻覚を見ていました。
さらに夫の義男さんを見て「誰だお前!出て行け!」と言い暴れだしたそうです。
必死でなだめ、1時間後には落ち着いたそう。
ただごとではないと感じ、メンタルクリニックへ受診。そこで岡山大学病院の高木先生を紹介されました。


セカンドオピニオン


うつ症状を起こす病は大きく分けて2つあるそうです。

気分の落ち込みなど精神症状のみの場合
この場合、うつ病、統合失調症などが疑われます。

精神症状に加え、手の震えや歩きにくさなど身体症状もある場合
この場合、脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソン病、その他が考えられます。

まず身体症状付きの、別に原因のある病を除外するのが第一歩なのだとか。
そのために神経診察を行います。
いくつかの検査を行った結果、脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソン病の可能性は除外されました。

ですが、ひざを動かしている時に、智子さんは何かを含んでいるような口の動きをし始めました。
体が勝手に動いています。先生はこれを見逃しませんでした。
これを見て、うつ病、統合失調症の可能性も低いと先生は判断。その他の病の可能性が高くなります。

そこで先生は脳波検査を行いました。頭の表面に微量に流れ出ている電波を測定するもの。
MRIなどの画像検査ではわからない脳の微妙な異常を調べる物だそうです。
健康な人の脳波は、波形が小刻みに一定の間隔で表れます。
ですが、智子さんの場合、波形が上下に波打ち、大きく乱れていたのです。
相当意識レベルの低下が見られているとのこと。

ですが脳波の乱れの原因がわかりません。
そこで改めて関係ないと思われることも含め、彼女の症状を聞き出すと、熱が出ていたという回答が。
改めて熱を測ってみると、38℃。
脳波の乱れと高熱。ここから先生は腹部のMRIとCTI検査を指示。


うつ症状の意外な原因とは?


検査をしてみると・・・右の卵巣に巨大な腫瘍が見つかりました。
原因は、卵巣奇形腫(らんそうきけいしゅ)による自己免疫性脳炎。

卵巣奇形腫とは、全卵巣腫瘍の20~40%を占めるもので、良性の場合が多いそう。
卵巣に腫瘍ができると、免疫細胞がこれを異物と判断、腫瘍を攻撃します。
ですが、まれに免疫細胞が暴走し、卵巣とは関係ない場所を攻撃することがあるそうです。

智子さんの場合、暴走のきっかけは最初の微熱を伴う風邪だったと考えられるそう。
詳しいメカニズムは分かっていないそうですが、風邪により免疫細胞が暴走を開始。
攻撃された場所が脳でした。これが自己免疫性脳炎だそう。
このとき攻撃された脳の場所が、人間の意欲・感情・記憶などをコントロールするところ。
これによりうつ症状・幻覚・記憶障害などの症状が表れたとのこと。

厄介なのは、脳の炎症がMRIでは見つけられない場合が多いこと。
先生は脳波の乱れと高熱から、近年報告のあった卵巣の異常を疑い、病の正体を明らかにしたのです。

自己免疫性脳炎自体は2007年にアメリカで発見された新しい病。
確定診断のためには髄液を調べ、脳の炎症を確かめる必要があります。
日本でこの検査ができるのは、岡山大学病院と秋田大学医学部附属病院など。

日本国内では1000人ほどの患者さんが発見されていると推測されています。
ですがうつ病や統合失調症と診断されている人の中に潜在的な患者がいると考えられ、検査方法の確率に期待されているそうです。


智子さんはその後ステロイドを点滴することで暴走した免疫細胞をもとに戻し、
合わせて卵巣奇形腫の摘出手術を受けました。
手術から半年、すっかり症状が回復したそうです。


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うつ病とまちがえやすい女性に多い病


うつ病と間違えやすい気分の落ち込みに加え、ある症状がある場合その病の疑いがあるそう。

それは・・・手足の冷え。
最近手足が冷えるようになったり、昔より体の冷えがひどくなった場合、甲状腺機能低下症の疑いがあるとか。

甲状腺機能低下症とは、甲状腺という器官から分泌される新陳代謝を促すホルモンの分泌が減少する病。
その結果、気分の落ち込みや手足の冷え等の症状が現れるそうです。

血液検査で甲状腺ホルモンを調べれば簡単に検査できるそうです。どこの病院でもできるそう。
甲状腺ホルモンを補う薬等で治療すると、甲状腺の機能が回復し、
うつの症状が改善してくるのだそう。


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