決まった時間に起こる発熱の原因とは?テレビ朝日『たけしの家庭の医学』のセカンドオピニオン発熱編

この記事の所要時間: 548

発熱

2016年3月22日のテレビ朝日『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』は「セカンドオピニオンSP」でした。
ここからは総合診療科SPになります。
総合診療科とは、専門分野の壁を取り払い、総合的に病を診断していく新しい診療科です。

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総合診療の名医


大阪医科大学附属病院に、日本の総合診療の礎を築いた名医がいるのだそうです。
それが大阪医科大学附属病院 総合診療科 特任教授 鈴木富雄先生。
20年以上原因不明の病の正体を解明し続けてきた名医。問診と触診を武器に病気を暴きます。


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決まった時間に襲う発熱に苦しむ相談者


福島県在住の酒井敬子さん(仮名)。46歳女性。
38℃以上の高熱が上がったり下がったりを1年半も繰り返し、どの病院で検査をしても原因究明にいたらず。
熱だけでなく、手足がギューッと締め付けられるような痛みもあるそう。

症状1:突然の寒気
症状が初めて出たのは7月のこと。夏で30℃を超えようという暑さにもかかわらず寒気を感じたそう。
冷房が強いのかと思うもそうでもなく、他の人は熱がっています。寒いのは自分だけ。

症状2:38.5℃の高熱
風邪でも引いたかと思い熱を測るとかなりの高熱。
すぐに近くの内科を受診。診断は夏風邪。抗生物質と解熱鎮痛剤が処方されました。

症状3:腕と脚に針で刺されているような痛み
処方された薬を飲んだその日の夜、痛みで目を覚ましました。無数の針でチクチク刺されているような痛み。

症状4:39.2℃の高熱
痛みで目が覚めた後熱を測ると、解熱鎮痛剤を飲んでいるにも関わらず39.2℃の高熱。
とにかく体を休めようと再び布団へ。
そして朝起きてみると、体の痛みは消え、熱も平熱に戻りました。

症状5:再び寒気を感じる
症状が引いたことに安心し、出勤。ですが午後1時過ぎには再び寒気が。

症状6:熱がぶり返す
再び熱を測ると37.8℃。

症状7:再び両腕と両脚に痛み
解熱鎮痛剤を飲み早めに就寝。ですが日付が変わる頃、再び痛みが襲ってきました。
熱を測ると39.4℃。

こうして連日、

朝   症状なし
午後  38℃台の発熱
夜   39℃台の発熱と全身の痛み

こういう症状に悩まされる様になりました。


ファーストオピニオン


最初に症状が出てから一週間後、一番近くの総合病院に行き、
血液検査や胸のレントゲン、CTスキャンなどの検査を実施すると、血液に炎症反応があるとの結果。
この結果から、なんらかのウイルス感染による夏風邪と診断されました。これがファーストオピニオン。
熱が出ると体に痛みが走ることがあります。夜の痛みも熱によるものと判断されました。

ですがこのような症状が出てから2週間、今までの症状がウソのようにピタリと止みました。
完治したのだと安心し、その後はいつものように生活することができました。
ところが3ヶ月たち症状を忘れかけていた頃、再び例の症状が発症。
その後は症状が1~2週間続く期間、症状がない期間を交互に繰り返す日々を送ることになりました。

発熱の本当の原因が知りたくて色々な病院で見てもらうも原因不明。
中には原因が分からなくてごめんね、と謝る医者もいたそう。
一縷の望みをかけ、番組に症状をメールしたのだとか。
総合診療の名医、鈴木先生に見てもらいます。


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セカンドオピニオン


鈴木先生の問診が始まりました。
まず発熱については、発熱の期間がバラバラであること。
1日で終わる時もあれば、1週間も続くときもあるそう。
そして、熱が出るたびに、必ず全身に痛みが起こることも判明。

次は触診です。
全身をくまなくチェックすると、顔の右側の額と頬に痛みがあることが判明。
ここから、先生は顔面のCTとレントゲン撮影を指示。
すると、痛みを訴えた右側の頬の下にある副鼻腔(ふくびくう)と言われる場所に、細菌感染に寄る炎症が発生。水が溜まっています。

しかし、先生によれば副鼻腔炎で発熱は起きても体の痛みが起きるとは考えづらいとのこと。
診断は一旦振り出しに戻りました。この日は血液検査をし、その結果が出たらさらなる原因究明を行うことになりました。


原因不明の熱による病の可能性としては4つだそう。

  • がん
  • 膠原病(こうげんびょう)
  • 感染症
  • その他
膠原病については、関節に痛みや腫れがないことから可能性は低いと判断。
感染症については、前述したように痛みの説明がつかないことからこちらも可能性は低いと判断。
のこりはがんとその他。これを見極めるため血液検査を行いました。
血液検査の結果、特に異常は見られず、膠原病や感染症の可能性は改めて否定。さらにがんの可能性も否定されました。

これらを踏まえて問診を再開。
様々な質問の中で、これまで語ってこなかった高熱時の腹痛の存在が明らかに。
体の痛みに比べ症状が軽かったため、今まで口にしてこなかったとのこと。
先生はこれから、自己炎症疾患という言葉を口にしました。

自己炎症疾患とは、炎症を起こすスイッチが勝手にオン・オフを繰り返し、発熱や痛みを起こす病。
自己炎症疾患にはいくつか種類があり、先生は告げた病名は家族性地中海熱。
家族性地中海熱とは、ヨーロッパで発見された、周期的な発熱と全身の痛みが主に起こる病。
この病の原因となっているのが、細胞の奥深くに眠る遺伝子の異常。
詳しいメカニズムは分かっていませんが、まるで目覚まし時計のように遺伝子が発熱のタイミングをセット。その決まったタイミングで発熱が起こると考えられています。
なので酒井さんの場合、午後から夜にかけ決まったタイミングで発熱が起こりました。

しかし、周期については人によりバラバラ。周期だけではこの病と判断できないそう。
ポイントは熱に伴う痛み。ここから鈴木先生は家族性地中海熱を導き出したのだそう。

対処としてはコルヒチンという効果的な薬があり、
この薬を数ヶ月飲み続け熱が再発しなければ、家族性地中海熱の確定診断ができるそう。

6週間分の薬が処方され、それを飲み続けた結果、発熱も痛みも治まったそうです。


こちらは最後のまとめです↓
指1本で激痛を再現し原因究明!テレビ朝日『たけしの家庭の医学』のセカンドオピニオン謎の激痛編




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