10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその6 – 中国の人工島とアメリカの航行の自由作戦

この記事の所要時間: 559

84886156_8d24a5c610 (1)


こちらはその6になります。

その1はこちら→10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその1 – 難民問題理解度チェックとヨーロッパへの難民ルート

その5はこちら→10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその5 – シリアで展開するロシアとアメリカの代理戦争


その6は中国が巨大な人工島を南シナ海に建設したこと、それにアメリカが対抗していることです。


一箇所だけじゃない、中国の人工島

以下番組で出てきた場所をマップ表示してみました。ちょっとうるさいかもしれませんがご了承を。

スビ礁


ガベン礁


ミスチーフ礁


ヒューズ礁


ジョンソン南礁


クアテロン礁


ファイアリークロス礁


最後のファイアリークロス礁には、番組でも使われていたロイターの写真がありました。左が2014年8月の状態、右が最近のもの。





南シナ海をめぐって中国とアメリカが対立


人工島の作り方ですが、海底から砂を吸い上げ、岩礁の上にかけて埋め立てるということをしています。どこかから砂や土を運んできているわけではないわけですね。

今では早期警戒レーダーや管制塔、十分な長さのある滑走路も検察されています。一部では中国の不沈空母とも呼ばれています。

さらに巨大な灯台が2基完成、これは「南シナ海の管理」を意味しているといいます。

海洋進出を図る中国にアメリカは怒っており、航行の自由を実行しなければならないとアメリカのハリス太平洋軍司令官は発言。

この番組が放送された時点ではまだでしたが、先日実際に「航行の自由作戦」が実行されました。

これは中国が自国の領海と主張する場所に船を送り込み、公海(どこの国にも属さない海)であると示すという作戦。

さらにフィリピンと合同軍事演習。もちろん中国への牽制がその目的です。

これらのアメリカの動きに中国も怒っています。中国外務省 華春瑩(か しゅんえい) 副報道局長の発言が・・・

「一部の国がさかんに武力をひけらかしている、中国は南沙諸島および付近の海域に対し争う余地のない主権を有しています

これらが将来的に軍事衝突に発展するかもしれなく、そうなると自衛隊にも影響があるかもしれない、とのこと。日本も対岸の火事とはいかないというわけです。



中国の赤い舌、アメリカの「航行の自由作戦」


中国が南シナ海で領海だと主張する場所は、異様に大きいです。またそれが縦に長く牛の舌のように見えることから、「中国の赤い舌」と呼ばれているそう。「赤い」のは言うまでもなく中国が共産主義国であることが関係しているでしょう。

もちろんこれらは単なる岩礁であり、満潮時には水没してしまいます。なので国際法上「島」とは認められません。もちろんそれを埋め立てて「島」だと言いはることも無理です(満潮時にも水没しないことが「島」の条件。日本の沖ノ鳥島はギリギリではありますが満潮時にも水没しません)。

中国は先程の領域が中国のものだと主張しているので岩礁を埋め立てても構わないだろう、という主張なのだとか。

アメリカは今ではもう実行された「航行の自由作戦」でここを公海であると主張しています。日本に対しても、日本のほうが南シナ海には近いので、パトロールなど協力をお願いしている状態なのだとか。

先日可決された安保法案は、成立はしましたが施行はまだなので、今すぐ自衛隊がどうにか、という話ではないですが、来年以降施行後に中国とアメリカがもし軍事衝突し、アメリカが日本に協力を求めれば、話はまた違ってくる、ということです。

そのそも安保法案が成立させたのも、アメリカのこういう事情があるから、だと池上さんは言っています。

さて、アメリカが船を実際に中国が領海だと主張する場所に航行させた場合(しましたけれども)、実は次のような落とし所があるんだそうです。



中米衝突の落とし所?無害通航権


他国の領海内であっても、敵意がない、ただ通航するだけということを示したうえで航行するならば、通航を認めなければならない、という国際ルールがあるのだそうです。

なので軍艦が国旗を掲げてただ通航するだけならば、それを認めなければならないわけです。ただしウロウロして偵察のような行動をしてはいけません。潜水艦の場合、潜航している、つまり潜ってまま航行するのは敵意があるとみなされます。浮上して、国旗を掲げる必要があります。

なので今はすでにアメリカのイージス艦「ラッセン」を航行させ「ここは公海だ」と主張したわけですが、中国側は、「いやここはうちの領海だ、アメリカが無害通航しただけだ」と主張する可能性があるのだそうです。

ただし、中国国内の勝手な法律ですが「中国領海を通過する際は、中国に許可を求める必要がある」という法律があるのだそうです。もちろん今回アメリカは許可など求めず航行したので、今後中国がどうでるのかが注目されます。


まとめ


これについては中国には欠片も名分は無いと言っていいですね。中国外務省も分かってて主権を主張しているのは明らか。

中国は海洋進出したらアメリカと衝突するのは分かっているでしょうから、挑戦してきていると見て良いのでしょうか。

歴史的に大陸国家(今回は中国)が海洋国家(今回はアメリカ)に挑戦して勝ったためしは無いと思うのですけどね。

大陸国家フランスが海洋国家イギリスに挑戦したが勝てなかったナポレオン戦争や、振興国ドイツがイギリスに挑戦した第1次世界大戦、第2次世界大戦などなど。

ましてやアメリカは衰えたりといえども未だ世界最強国家と言って間違いありません。航行の自由作戦がすでに実行された中国は今後どう出るでしょうね・・・。

その7は南京事件が世界記憶遺産に登録された、というテーマです。こちら→10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその7 – 世界記憶遺産に南京事件が登録



photo credit: IMG_3469 via photopin (license)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう


無事之雑記はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ