10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその8 – 世界記憶遺産に南京事件が登録続き

この記事の所要時間: 428

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こちらは最後のその8になります。

最初のその1はこちら→10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその1 – 難民問題理解度チェックとヨーロッパへの難民ルート

前回のその7はこちら→10月24日放送「池上彰のニュースそうだったのか!」「新たな世界に突入SP」まとめその7 – 世界記憶遺産に南京事件が登録

その8は世界遺産・無形文化遺産と世界記憶遺産の違いと南京事件との兼ね合いです。



世界遺産・無形文化遺産と世界記憶遺産の登録までの過程の違い


前回実は世界記憶遺産が「遺産」ではないという話題がありました。それだけでなく、登録までの過程にも大きく違いがあります。

世界遺産・無形文化遺産の場合


UNESCOに申請→現地調査→委員会で審査→登録決定

世界記憶遺産


UNESCOに申請(民間団体や個人でも申請可能)→現地調査はせず、与えられた資料のみを見て会議(14人の専門家)→登録決定

このように、世界記憶遺産には現地調査がなく、与えられた資料のみで判断をするとのこと。

今回の南京事件については、この14人の専門家の中に歴史の専門家がいなかったんだそうです。審査が不透明なところがあるようです。

ちなみに登録されたものが削除された事は無いそうです。ただし今後ある可能性は否定できません。



遺産の政治利用?


今回南京事件が登録されたことで中国は、こんなこと(南京事件)があったんだよ、とアピールできるという利点があります。これにより既成事実化しようという狙いですね。

世界遺産が政治的に揉めたことは今まで無いそうです。揉めたのは、タイとカンボジアの境目ほどにあるお寺が世界遺産に登録されたことで両国が共に自国のものだと主張した事件。この時は銃撃戦にまで発展したそうです。

ウィキペディアに項目がありました。プレア・ビヘア寺院事件

世界平和のために始まったユネスコの活動が、返って紛争を生み出してしまったという皮肉な話です。


ここで南京事件について。

南京事件


昔は「南京大虐殺」と呼ばれていましたが、今は教科書なども「南京事件」と書かれているそうです。

これは、日本側が調べてみたところ、虐殺と呼べるほどの数はどうも無いようだ、それでこの呼称は大げさすぎる、という理由で、今は「南京事件」と教科書でも記述されてきているのだそうです。

中国側と日本側の主張の食い違い


中国側 30万人
日本側 20万人が上限(日本占領時の南京の人口が20万人だったというデータがあるそうです)、4万人説、2万人説、そもそも無かったという説も

日本政府の見解としては、事件と呼べるようなことがあったことは否定出来ないものの、具体的な人数については諸説あり、どれが正しいのかということを認定するのは難しい、ということです。


ユネスコ加盟国 分担金の比率


アメリカ22.0%、日本が10.83%、以下ドイツ、フランス・・・と続き、中国が5.14%で6位。

アメリカは現在供出金をストップしています。その理由は、ユネスコがパレスチナを国家として加盟を認めたこと。アメリカはパレスチナを国家として認めていません。それを認めたユネスコに対して怒り、供出金を止めたわけです。

それで日本がトップの供出国ということになります。

アメリカに続き日本も供出をやめた場合、ひょっとしたら中国が肩代わりしますよ・・・と言ったら、ますます中国の影響力が増すかもしれません。

池上さんによると、アメリカは最近またお金を出そうと言ってきているそうです。これは中国の影響力が増すのを止める意図があるとのことでした。



日本が供出金ストップ・・・海外の評価は


日本がユネスコに対する供出金をやめるというニュース、これは海外でどう受け止められているのか。

池上さんは色んな見方があるとしながら、お金に物を言わせて自分の主張を押し通そうとしているのか?という観方が出る可能性を指摘していました。

アメリカがこれをよくやるのだそうです。そして世界から反発を受けているとのこと。

ちなみにシベリア抑留資料が登録された時にはロシアが政治利用だと反発していたそうです。それぞれの国に様々な観方がある以上、こういったことは今後も起こるのだと思います。


まとめ


世界記憶遺産(実際は世界の記憶)には問題点とまで言いませんが、これ自体の権威という点でそう大きいものでもないということが言えると思います。

ある意味では、日本での呼称に「遺産」と付けたことで問題が大きくなったような・・・そうも感じます。

世界遺産に経済効果がありますから、それを政治利用しようという動きが出てくるのは時間の問題だったのでしょうね。

これで10月24日の「池上彰のニュースそうだったのか!」のまとめは終わりです。忙しくて全てをまとめるのに非常に時間がかかってしまいました。次はもうちょっと早くまとめられたらと思います。




photo credit: DSCF5569 edit via photopin (license)

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